昨日、一番うれしかったコト。 ~福岡市博物館 フィンランド・デザイン展~
昨日は、久しぶりに家族そろって福岡市ももち浜にある、福岡市立美術館に行ってきました。
”フィンランドデザイン展”の招待チケットをいただいていたので、ムーミンの博多人形も作ってることだし
なにより、いま「北欧」流行りだしねってことで、休みを利用してお出かけ。
娘たちふたりは、博物館外の公園スペースではしゃぎまわってカラノー、入館ってことで、入り口にてすでにこんな感じ。(笑)
館内は(ありがちな言葉で申し訳ないんだけれど)シンプルながら洗練されたデザインがたくさんあって
いまの生活に求められている、かつ、好まれているスタイルがなんとなく伝わってくる。
おかげさまで、主人の制作するムーミンの博多人形も好評をいただいているものの、生産のペースがなかなか追いつかなくて、まだまだ欲しいと思ってくださっているお客さまの手元に届けられていないのだけれど
いつもと変わらず、一体、一体、こころを込めて仕上げをさせていただいている。
ムーミンの原画の他にも、椅子や、ガラス食器、テキスタイルデザインなどお洒落な展示物がたくさんあった。
販売コーナーのグッズも、誘惑いっぱいで、久しぶりの家族そろってのお出かけ、お楽しみ盛りだくさん。
「さぁー、帰るよぉーーーー!」と、全員に号令をかけて、博物館の出口付近で、ふと見つけたこのお部屋。
あ、授乳室。
出来たんだ・・・!!!
10年ほど前、上の娘がまだ赤ちゃんだった頃、小さな子を連れてのおでかけに慣れていなくて、家の中でずっとモヤモヤしていたワタシ。
そんなとき、主人が、
子供がいても自分たちの行きたいところへ行ってみよう!
ふたりでよくデートしていたところに、できる限り子供も一緒に連れて行こう!
と、外へ連れ出してくれた。
事前に博物館に電話をかけて、ベビーカーでの展示室入館はオッケーか、おむつを替えたり、ミルクを作ったりあげたりするスペースはあるか?
博物館の方は、新米パパとママの質問に丁寧に対応してくださった。
この時はまだ件の授乳室がなかったので、博物館内の立派な「茶室」を特別に授乳室として貸して下さった。
アートを堪能したあとの「一服」、長女にとって格別の味だったと思う。(笑)
パパのおひざと茶室を独り占めした思い出は、写真にちゃんとおさめている。
あれから、10年ちかく子育てをして、お姉ちゃんはもちろん、もうすぐ年長さんになる次女も連れて、家族で美術館や博物館へよく行く。
・大きな声で話さないコト。
・館内で走らないコト。
・展示しているものや、ガラスケースには触らないコト。
上のみっつの約束を基本に、少しずつ、館内鑑賞のマナーを教えてきたつもりだ。
黄金の秘宝を目の前にしてヒヤヒヤしたことも、ゆっくり見たいのに途中でじれられてイライラしたこともたくさんあった。
もちろん、いまでもそんな状態は続いている。
それでも、子供たちと一緒に夫婦で、キレイだね、不思議だね、おもしろいねって言いながら過ごす時間が私は大好きだ。
たまには、保育園や、周りのひとのヘルプをかりて、主人とふたりだけでじっくりゆっくり鑑賞することもある。
いろんな不便な思いもしたけれど、そんな私たちの思い出が、さっきの授乳室につながっているのなら、結果オーライ!
どんなお洒落な食器や、ドレスよりも、この新しい授乳室が一番、なによりも輝いていた。
生活をデザインすることって、こういうこと。
春の福岡、ワクワクいっぱいの展示会がこんなに!!
さて、おひとり様でどこ行こう?
娘たちとどこ行こう?
そして、主人とふたりで・・・どこへ行こう???(^_-)-☆