博多へ愛を込めて。新作【波賭場~HATOBA~】福岡から世界へ!
この秋、主人の作品に、新しい美人ものの人形が加わりました。
人気マンガ「ワンピース」の女性キャラクター・ナミ。
ひとつの作品を生み出すとき、主人が私に任せてくれるものがふたつあります。
ひとつは身にまとうもの、着物や帯の色柄。
そしてもうひとつ、人形の”タイトル”です。
今回の作品は、彼女の名前「ナミ」と女賭博士をかけ合わせて【波賭場~HATOBA~】という造語を名前に付けました。
そして、この人形の名前にはもうひとつの意味があります。
じつはまだ主人にも言ってないのですが。。。
大好きな街、「博多」への想いです。
博多は、古来より日本と世界を結ぶ貿易港、船着き場として栄えてきました。
私は、住まいは博多ではありませんが、この街とこの街に住む人々が大好きです。
新作【波賭場~HATOBA~】は、ワンピース・アートプロジェクト「BUSTERCALL」の作品のなかで
唯一、伝統工芸からご指名いただきました。
「松尾さんの解釈で、ワンピースの女性キャラクターを博多人形で作ってください。」
ドキドキするような、ワクワクするような大きなチャレンジでした。
博多は日本有数の「HATOBA」です。
ナミは、福岡の土から生まれました。
プロジェクトは、これからロサンゼルス会場を皮切りに、上海、香港、日本と世界各地で披露される予定で、作品は私たちの手をはなれて世界を旅してきます。
新作【波賭場~HATOBA~】も、ロサンゼルスでの作品展示を検討されましたが
主人はスケジュールの都合で、実物作品の初公開はロスより”福岡をまず一番に”と選びました。
(ロサンゼルス会場では写真や映像で観ていただくことになると思います。)
いつも、彼の仕事を小さな時から近くで見守ってくださってきた福岡の方々へ、一番に観ていただきたい。
世界中で読まれている漫画「ONEPICE」と博多人形のワクワクするようなコラボレーション。
一番伝えたかったのは伝統工芸にも博多人形にもまだまだいろんな「可能性」があるということです。
そんな未来への想いを感じさせてくれる新しい博多美人”ナミ”、明日10月30日(水)福岡三越9階の美術画廊にて開催される
「第71回 白彫会博多人形新作展」にてお披露目です。
写真だけでは伝わらない、360度からの人形の魅力をどうぞ観に来てください!
その他、干支やお正月向けの新しい作品も出展予定です。
日曜日10月3日は、午後から主人が在廊いたします。
皆さんのたくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます。
【第71回 白彫会 博多人形新作展】
会場:福岡三越9階 美術画廊
会期:令和元年 10月30日(木)~11月4日(火)
※松尾は11月3日(日)午後から在廊予定です。