博多をまとい、博多を歩く【後編】
さてさて、昨日のブログ(前編)の続きです。(^^)/
久しぶりの着物でのおでかけは、サプライズがいっぱいでした!
最寄り駅に行く途中、話題のクルーズトレイン「ななつ星in九州」が線路を通っているのを初めてみました!
そして、博多駅に着くと、福岡県八女市広川町のゆるキャラ「広川まち子」ちゃんから菊の花束のプレゼント!
八女市は、全国でも有名な菊の産地でもあり、提灯、久留米絣、仏壇、簾(すだれ)など福岡のなかでも伝統工芸の集積地です。
昨日は、9月9日、「重陽の節句(ちょうようのせっく)」で菊をたのしむ日でしたので、こんなうれしいプレゼントがあったのですね!
まち子ちゃん、広川町の皆さまありがとうございました。(^^♪
さて、こんなに、くどいくらいの(笑)「博多コーディネート」で行きたかった場所とは・・・
じゃーん!
博多の総鎮守、お櫛田さんこと「櫛田神社」の隣に立つ、「はかた伝統工芸館」です。
ちょうど「HAKATA PRODUCTS EXHIBITION」という、博多の伝統工芸とクリエイターの方々がコラボレーションした作品の展示会が開催されていまして、コレとっても興味があったのです!
ちょっと一部を紹介させていただきますね。
博多曲げ物とよばれる、曲げ物の技術でお米のかたちのお弁当箱を作っていました!
カワイイ!(≧▽≦)
こちらは博多織と車のシートベルトの生地を縫い合わせて作ったバッグ!
主人も所属する、博多人形青年部(若手作家さんたちの集まりです)の皆さんで制作された「ミニチュア飾り山」と一緒に。
この素材の組み合わせ、カタチ、オモシロ感、写真でうまくお伝えできないのが残念です!(>_<)
そしてそして、一番見たかったのは、これ。
若手の博多人形師の方々が、それぞれ自分の作品のなかから選んだ「50年先まで残したい、伝えたい博多人形」。
それぞれのお人形の前には、各人形師さんたちのそれぞれの想いもつづられていました。
どうしてその人形を選んだのか?
50年後まで残したい、伝えたい技とは?
どうしてそう思うのか?
人形で何を伝えたいのか?
主人は、春に制作した熨斗出しをする花嫁の人形を選んでいました。
実は、この日、私が着物を着たのは、この人形師さんたちへのお返事のようなものです。
私にも、50年後に残したいものがあります。
それは、博多人形でもあるのですが、もうひとつ。
着物を楽しむココロ。
着物をまとう中に、遊び心を入れたり、お出かけ先への想いをコーディネートにたくしてみたり。
季節をまとうことも、さまざまな素材や技法を楽しむことも・・・
50年先、100年先まで忘れないでほしいと思います。
それをブログを読んでくださっている、皆さんにもお伝えしたく、野暮とは思いましたがコーディネートの解説をさせていただきました。
皆さんが思っておられるよりずっと、着物は楽しいものです。
遊んだり、かしこまったり・・・ お洒落って楽しいです。
その後、町屋ふるさと館にて実演中の、博多手織技能士の新海佳織さんとお話して
(新海佳織さんのホームページはこちら→http://kaori-shinkai.com/ レースの柄の帯などとっても素敵です!)
帰りに、お櫛田さんにお参りしてきました。(ほんとは、まず先に行くべきですね!(^^;A)
櫛田神社拝殿の天井絵は、平成12年に博多人形師やグラフィックデザイナーの西島伊三雄さんたちが奉納されたもの。
博多にまつわる行事や花、名所、人物などが描かれています。
実は、うちのおじいちゃん(義父 松尾文夫)が生前納めさせていただいたものもあるのです。
偶然にも、じいちゃん担当「にわかお面」!(笑)
お義父さん、おそろいですね。光栄です!
(*^-^*)
最後の最後に、今年主人がお手伝いさせていただいた、亀田均先生の飾り山を見て、本日の博多ぶらぶら終了~!
(※櫛田神社の飾り山は、山笠期間中だけではなく1年中見られるようになっています。)
お天気にも恵まれ、とーーーっても楽しい一日でした。
ヨメ、リフレッシュー、あーんど、パワーチャージ!完了!(≧▽≦)
皆さんも、ぜひ福岡にこられる際は、博多ぶらぶらされてみてくださいね!(^^)/
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