博多をまとい、博多を歩く【前編】
おととい、今年はじめての彼岸花が咲いているのを見かけました。
今日も、福岡はキモチいいくらい秋晴れです。(^^)
過ごしやすくなったせいか、ふつふつと「着物着たい欲」がわいてきました。(笑)
昨日は、ちょっと気になるところもあり、久しぶりに着物な気分でお出かけしてみました。
昨日の、着姿。おでかけ前に主人が撮ってくれました。(#^^#)
「顔が見えんほうが美人やけん、あんまり振り向いたらいかんよー。」
とのことでしたが・・・それってホメてる?
(-_-メ)??
選んだ着物は、「黒田紬」と呼ばれる博多献上柄が織り込まれた紬の着物。
献上柄っていうのは、以前こちらのブログでも紹介したコレですね。
合わせた帯はお太鼓の部分(背中)に「にわかお面」が織り込まれた、ちょっと遊び心のあるものです。
皆さん、これ覚えていますか?
そうです!夏のあいだ、一生懸命作った「博多はじき」。
今年、我が家は「にわかお面」と呼ばれるお面を担当していました。
帯の柄とそっくりでしょう?(笑)
こちらの帯も、博多織です。
主人と結婚する前に、少しの間、博多織の織元でお仕事させていただいていたのですが
その時に、私が出したアイデアをデザイン部の方々が面白い!と言って採用してくれて、商品化された思い出深い帯です。
博多らしいストーリーのある帯をということで、背中の「お太鼓」と呼ばれる部分に福岡名物「にわかお面」を織り込み「お面がお太鼓に」→「面・太鼓」・・・そう!「めんたいこ(明太子)」とかけているんです。(笑)
もうひとつ、多くの帯にはお太鼓(背中)と同じ柄が、前側の腹(ハラ)の部分にも配置されますが、この帯にはあえてハラの部分には「にわかお面」は描きませんでした。
「腹に描いてない」つまり「ハラかいてない」わけです。
博多弁で「ハラをかく」は、怒る、文句をいうという意味。
「ハラかかん」で、夫婦円満です。(#^^#)
お面を描かない代わりに、「すいとう(好き)」「じょうもんさん(美人さん)」「ばってん」など、楽しい博多弁を織り込んでもらいました。遠目で見るとほとんど無地にみえるくらいのさりげなさです。
さぁ、お出かけの支度もととのいましたので、行って参ります。
続きはまた明日・・・お楽しみに。(^^♪
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