秋の支度が始まっています。
こちらのほうでは、毎日のように新聞やメディアで「博多祇園山笠」の話題を目にします。
福岡や、日本各地で夏祭りが行われているのではないでしょうか?(*^-^*)
工房では、福岡の秋祭り「放生会(ほうじょうや)」に向けて「博多はじき」の準備が始まっています。
(「博多はじき」については過去のブログでも紹介させていただいてます。詳しくはこちら→「なつかしの小学校」)
これは、私が嫁にきた頃の年のもの。懐かしいモノいろいろがテーマだったような気がします。
月光仮面、ダッコちゃん、ゆたんぽ、西鉄ライオンズに平和台球場etc…ゆんぽや、ラジオもなんだかクラッシックな感じ。
こちらは比較的、最近のもの。童謡がテーマです。(^^♪
犬のおまわりさん、てるてる坊主、かたつむり、ぞうさん・・・子供がよろこびそうなものがいっぱい!
さて、今年は、放生会当日の限定おはじきの他に2種類ほど同じようなおはじきの仕事をいただいておりますので、現在、3種類のおはじきを並行で作業を進めています。
一昨日は天気が良かったので、よく乾きました。
一枚型を使って素地を押し出していく作業なので、ヨメ向きです。
(主人は、原型制作のほうがいろいろとありますので、そっち優先です!)
上の写真で、だいたい300個くらい並んでいます。
3種混合なので、今回のゴールは3000個くらいになります・・・まだまだです。(^^ゞ
こちらは「赤粘土(あかねんど)」と呼ばれる赤茶色の粘土を使っています。
で、こちらは「白粘土(しろねんど)」。赤粘土より、粒子が細かくなめらかです。
我が家で作る博多人形は、大きく分けてこの二種類の粘土から作ります。
それぞれに、「手おこし用」とそうでないものがあったりします。
福岡市の油山(あぶらやま)近辺、七隈(ななくま)という土地で採られたものです。
見ていただいたらわかるように、粘土に水分をとられて、かなしいかな、手が荒れます。(>_<)
ハンドクリーム、必需品です!
昼間は家事や水仕事もするから撥水性のあるものとか、寝る前はいい香りのするものとか。
その時の用途や気分によって使い分けています。
最近のお気に入りは、左2本。
「ロクシタン」というフランスのメーカーのハンドクリームで、シャクヤクの香りのするものとローズの香りのするものを使っています。幸せ~な気分になれます。(*^-^*)
主人は「臭い・・・(*_*;」と言いますが。1日の疲れを癒すため、おかまいなしです。(笑)
3000個分の素地作りのあとは、乾燥、焼成、彩色と、もちろん、主人も職人さんも総動員です!
・・・だいたいヨメの夏はこれで終わります。(^^ゞ
放生会のおはじきは、数が多いぶん、達成感も大きいです。!(^^)!
放生会は筥崎宮(はこざきぐう)というお宮さんで行われるお祭りです。
この「博多はじき」を求めるために、深夜から並んで待ってくださる方がたくさんいるそうです。
博多の秋の風物詩。
楽しみに待ってくださっている方たちのために、ひとつひとつ心を込めて作業させていただきます。
お盆過ぎまで、しばらく続きます。(‘◇’)ゞ
博多人形師 松尾吉将(と、たまにはそのヨメにも(^_-)-☆)へ応援どうぞよろしくお願いいたします!
【お知らせ】Facebookページ「松尾吉将 博多人形工房」でも、日々の制作活動や松尾吉将の作品、気になるアレコレなどを紹介しております。ぜひご覧ください!
Facebookページ「松尾吉将 博多人形工房」へクリック↓Go!!
https://www.facebook.com/hakatadollmatsuo