母が染めた藍の色
朝早く、上の娘がセミを採りに近所のお友達を誘いにでかけました。
さぁ、夏休みが始まりました!
今年は、義父の初盆や一周忌をひかえていますので、夏の里帰りはおあずけにしようかと。
実家の母と相談したところ、母もそのほうがいいと。(*^-^*)
実家の母は、趣味で型染めをします。
中でも、私は本藍で染めたものが好きです。
実は、先ほどのセミも母が染めたものです。
木綿の晒(さらし)に昆虫採集。
何年か前に里帰りした際の主人へのお土産でした。
主人、「イイねーーー!」と。(*^-^*)
二年ほど前、娘二人に、浴衣の生地で撫子柄の夏のワンピースを作ってやりたかったのですが、気に入った生地が見つからないと実家の母に相談したところ、「じゃぁ、染めてあげる」と。
古くから、撫子(なでしこ)の花には「撫でしい子」つまり「可愛い子」という意味があるそうです。
洋裁、和裁と趣味のレベルとはいえ、お客様も抱えている母。
染め上げた生地で、孫娘二人に縫ってくれたワンピース。
最初は、全く同じデザインだったのですが、次の年にお姉ちゃんのほうがグンと背が伸び、丈が短くなってしまったので、無地のフリルを足してくれました。
おかげで、二年間たくさん着せてやることができました。
他にも、私のお気に入りをご紹介。
アガパンサスという、涼しげな薄紫色をした花があります。
6月から7月くらいに咲いてます。
母が染めるとこんな感じに。
アガパンサスの手ぬぐい。
背の高い茎と力強い葉っぱの感じが好き。
夏にピッタリで、「どうしても欲しい!」と半年待ちでお願いしたのがコレ。
メロンソーダ。!(^^)!
これも手ぬぐいとして使っています。
藍の色は、いまの季節にピッタリです。
小さい頃から、四季を楽しむことを教えてくれたのは実家の母でした。
知らず知らずに身についていた感覚が、いまの仕事でも活きているようなきがします。
「アンタ、撫子好きって言っとったやろ!!(^^)!」
娘たちのワンピースとは別に、母が送ってくれた撫子柄のショルダーバッグ。
今年の夏は会えなさそうですが、私の周りには母の「藍」でいっぱいです。
お母さん、ありがとう。
今年の夏は、こちらで楽しみます!
秋くらいに会えるといいね!(*^-^*)
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