風鈴の舌から考えたこと
立秋がすぎ、暦のうえでは秋とはいうものの、まだまだ毎日暑い日が続いています。
この週末もまた、九州に台風が接近中ということで、優雅に風鈴の音を聞くなんてムリっぽい!
せめて写真の中だけでも、静かな夏をお楽しみください・・・(^_-)-☆
松尾文夫作「母と子 風鈴」
さてさて、風鈴といえば、先日、上野焼を作っているお友達から教えてもらった豆知識。
風鈴の真ん中の棒の部分
ここを、風鈴の「舌(ぜつ)」と呼ぶそうです。
風鈴の舌・・・それを知ってから、なんだか風鈴が「あっかんべー」をしているようで
風流というより、茶目っ気たっぷりに見えてしかたありません。(#^.^#)
日本語っておもしろいなぁと思うことしばしばですが、皆さんはいかがですか?
「人形」ひとつ例にとってみても、興味深いことがたくさんあります。
私たちが何気なく口にしている言葉の中にも、お人形がたくさん出てきます。
人形仕立て、人形焼き、人形町・・・聞いたことある言葉はありますか?
こんなふうに衣食住いろいろなところに「人形」の名がついている言語は世界でも珍しいそうです。
それだけ「人形」というものが、人々の暮らしに息づいていたのかなぁと思ってみたり。
西洋では、doll(ドール)は「子供のおもちゃ」であったり、figure(フィギュア)にしても「対象物を立体化したもの」というだけで、日本語のように、人形(ひとがた)あるいは形代(かたしろ)、つまり人間の身代わりとしての意味はほとんどないそうです。
日本人の意識の中にいきる「人形」について、コトバという点からみても非常に興味深い・・・。
コトバ自体にも「言霊(ことだま)」と言われるように、魂が宿ると考えていた日本人。うーーーん・・・
コムズカシイことだけに、うまく説明できませんが、なんだろう?日本人特有の「人形」に対する想いを感じずにはいられない今日この頃です。
「日本語の中に見られる人形考」。夏休みの宿題でレポート書いてみようかしら???
「レポートいいから、仕事して!!(;゚Д゚)」そんな声が横から聞こえてきそうです。(笑)
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